手のひらのカサカサ原因は病気のサイン?夏に起こる症状とは
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男性には少ないようですが、手の平がカサカサするという人は意外に多いのではないでょうか?そして、カサカサすると言っても原因は一つではありません。手の平のカサカサが起きる原因をいくつか考えながら、治し方なども紹介します。
手のひらが「カサカサする」原因は肌の保湿が十分でない、という一般的なことを除けば主に、次の3つの場合が多いようです。
カサカサがひどくなると手湿疹に
- 水道水の消毒成分
日本の水道水は水の安全性を維持するために消毒成分が高い濃度で含まれています。中でも問題なのは塩素です。塩素が手に付着すると、皮脂膜を落とし肌の細胞の水分が蒸発してしまいます。ですから、水仕事が多い主婦ではカサカサ感はどうしても起こりがちです。
このカサカサがひどくなると、手湿疹という状態になります。乾燥で手の平がカサカサするほか、かぶれや湿疹の症状が出てきます。
【動画】手湿疹/2分で分かる医療動画辞典 ミルメディカル
これらを防ぐには、
②水仕事を長時間しない
③水仕事の後はハンドクリームなどで保湿する
- 膚炎
主にアトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、花粉性皮膚炎などです。花粉などの生活環境、ストレスや不規則な生活が続くと、こうした皮膚炎にかかり、治療の必要が出てきます。こうした炎症の疑いがあれば、皮膚科その他の医療機関を受診しましょう。
- 手の水虫
手水虫とは、その名前の通り、手にできる水虫です。手の平がカサカサしますが、痛みやかゆみはあまりないのが特徴です。
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手水虫はいったんかかると厄介です
手の平のカサカサを手水虫と気付かない方が多いようです。意外に多い手水虫についてもう少し触れていきます。足の水虫同様、水虫菌が原因ですので、できてしまうと相当にやっかいです。
実は、私も足にできた水虫を放置してしまい10年間ほど悩まされ続けています。あまりひどくはありませんが、夏場になると少し憂鬱です。
手にできる水虫の予防法にも関係しますが、私もきっと日々の生活環境に注意を払うことが足りなかったと思います。その予防法とは、手に限定して触れると、次のようなものです。
- 足を触ったり、足の爪を切ったりした後は、殺菌力があるハンドソープなどで手を洗う。
- バスマットなどはこまめに洗い、常に清潔を保つ。
- 足の水虫には素手で触らない。
手水虫の治療法は足と同じです。皮膚科を受診し、外用薬や内服薬で治療を進めます。特に手の水虫の場合、爪にも症状が出てしまった場合は完治するまでに相当の時間を要します。
根気強く治療を続けます。私も実は足の水虫では皮膚科受診を早めに切り上げてしまい、さらにひどい状態にしてしまったことがあります。
薬の副作用で肌が乾燥する、ということも実際にあります。
例えば、アレルギーの薬は
②喉が渇く
③眠気がする
④だるくなる―などの副作用が出てしまいます
体全体から水分が奪われるため、手の平の保湿も十分ではなくなります。あまりにひどければ薬の副作用を疑うことも必要でしょう。
まとめ
手の平がカサカサするのは、保湿が充分でない場合以外では水道水の消毒成分や皮膚炎、手水虫などが原因です。特に手水虫は足の水虫と同様、予防を日常的にやっておかないと感染する機会も意外に多いものです。
いったん感染してしまうと、やっかいですし、初期のうちに受診し、しっかりと治したいものです。手の平のカサカサは薬の副作用によって起こる場合もありますので、要チェックです。