鼻水や痰が緑色なのは治りかけ?実は別の病気のサインにも
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鼻水や痰が緑色になっていたら治っている証拠・・?なんて聞いたことがある方もいるかもしれません。透明な鼻水や痰との違いについて詳しくご紹介します。
目次
■鼻水や痰が緑色なのは不調のサイン
風邪などで体内に細菌ウイルスが侵入すると、わたしたちの体内にある白血球が異物を排出しようと戦います。白血球が勝利すると白血球と細菌ウイルスの死骸が体外にでていくことになります。
風邪のひきはじめは透明な鼻水や痰がでますよね。その後、痰の色が緑色になる方もいるでしょう。実は、この状態の鼻水や痰にはまだ細菌ウイルスが含まれているので、悪化すると症状が酷くなる可能性もあるのです。
■痰がでる仕組み
痰は、気管や気管支から分泌される粘液です。
通常、痰は常に作られていますが、正常な状態の時は自然と体外に流されます。
ただし、異物が外部から侵入してくると、それに対抗するために痰の量が多くなります。そのウイルスの違いによって、痰の色や粘土の状態が変わります。
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■鼻水がでる仕組み
鼻の内部は細菌ウイルスの侵入を防ぐ粘膜で覆われています。その粘膜に風邪などでウイルスが付着すると、鼻水により異物を排出しようとします。
このときの鼻水の色は透明で、サラっと流れる状態の粘度です。これから体内は菌と戦う準備に入るために生体防御反応として、透明な鼻水でウイルスを洗い流そうとしています。つまり、透明な色の鼻水や痰は、これから病気とたたかうというサインであるといえます。
■鼻水や痰が透明から緑色になる原因
白血球と細菌ウイルスの死骸こそが、緑色の鼻水と痰だといわれています。
鼻の内部は細菌ウイルスの侵入を防ぐ粘膜で覆われています。その粘膜に風邪などでウイルスが付着すると、鼻水により異物を排出しようとします。
このときの鼻水の色は透明で、サラっと流れる状態の粘度です。これから体内は菌と戦う準備に入るために生体防御反応として、透明な鼻水でウイルスを洗い流そうとしています。つまり、透明な色の鼻水や痰は、これから病気とたたかうというサインであるといえます。
その後、体調が悪化すると、白血球とウイルスが戦い、その死骸が鼻水や痰の中に含まれています。黄色から緑色の鼻水や痰がでるとされます。すなわち、緑色の鼻水や痰には多量のウイルスの死骸が含まれているといえます。
■鼻水や痰が緑色の時考えられる病気
痰が緑色の場合に考えられる病名は、風邪・細菌性肺炎・肺結核・気管支炎・インフルエンザ・緑膿菌・副鼻腔炎などの可能性が考えられます。緑色の場合は、様々な病気を併発している可能性があるのです。
副鼻腔炎は風邪やインフルエンザの時にきちんと鼻水として白血球やウイルスの死骸が排出されなかった為に膿が溜まりすぎ、鼻水や痰が緑色になることがあります。
また、花粉症が原因で鼻の奥に炎症を起こして発症する場合もあるといわれています。この鼻水や痰はとても臭いのが特徴です。慢性化すると慢性副鼻腔炎(蓄膿症)になり手術が必要になることもあるので、早めに耳鼻咽喉科へ行き受診することをおすすめします。
■透明の鼻水や痰が出た時の対処法
透明の鼻水や痰は、すすらずにきちんと排出しましょう。すすって飲み込んでしまったりすると、細菌がまた体内に逆戻りしてしまいます。
■緑色の鼻水や痰が出た時の対処法
緑色の鼻水や痰は、場合によっては治りかけのサインともいえますが、症状によって違います。共通していえることは、けして飲み込んだりせずに、そのつど排出しましょう。
37~37.5度の微熱があり咳や緑色の痰が出て息苦しいなどの症状が2週間以上続くようなら肺結核の疑いがあります。ただちに専門医のもとへ受診してください。
また、気管支拡張症という病気も黄色~緑色の痰や血痰が出たり咳が続く症状がでます。感染症の悪化により併発するものなので、これらの症状がでた場合も専門医に相談してくださいね。
■まとめ
いかがでしたか?
鼻水や痰の色により様々な症状があります。体調が崩れてきたときは無理をせずにすぐに休んで、鼻水や痰をいっぱい吐き出して元気になってくださいね!
また、悪化している状態の方は、すぐに医療機関で受診することをオススメします。