赤ダニで健康被害?駆除と対策の3つのポイント
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暖かさを増す5月の初めごろベランダや門の壁、コンクリートなどに大量発生している赤ダニを見かけたことがある人も多いでしょう。見ても気持ちの良いものではありませんね。
特に小さなお子様をお持ちの家庭では、刺されたらどうなるのか心配なのでは?
まずは赤ダニによる健康被害があるのかや駆除対策を抑えておきましょう。
赤ダニの発生原因と害
赤ダニは体長約1ミリ~2ミリの赤い色をしたダニで、4月~7月ごろまでによく見られコケや花粉・昆虫などを食べて成長します。春先にコンクリートの表面でよく見かけるのは、大量に付着した花粉を食料とするために赤ダニが集まるから。
大量発生している赤ダニは全部メスで産卵のために群がっていると考えられており、そこに卵がある以上駆除対策を行わない限りは毎年繰り返し大量発生することになります。
今のところ人的被害は確認されていませんので、害といえばほとんどが気持ち悪いという「不快になる害」といったところでしょう。
どこから湧いて来た?赤いダニが・・・
子供が赤ダニに刺されたり体に入るとことは?
日本では赤ダニから刺されたり咬まれたりした報告はないため、今のところはっきりした健康被害はわかっていません。
しかし赤ダニは植物や壁また家の中など全国どこでも見られるダニなので、子供たちが触って刺される可能性がないとは言えませんね。
子供たちは免疫力が低いため皮膚に痒みや赤みを訴える可能性は十分にあります。赤ダニが体に入ったという報告は今までありませんが、他のダニで咬んだり皮膚の中に入ったりして皮膚に炎症や痒みを発生させることは多いので用心しなければなりません。
また近年話題になったマダニには刺されてウィルスに感染し死亡したという例もありますので、子供たちがむやみに草むらに行かないように気を付けてください。
子供がダニに刺されて体調が悪くなった時の対処方法
・ダニに刺されると
一般的には強い痒みと複数の赤い湿疹がでるようです。刺されたとわかったら刺されたところを石けんで洗って傷を清潔にします。
・患部に薬を塗ります
できれば非ステロイド系の塗り薬を使った方がよいのですが、痒みや炎症がひどい場合は効果の高いステロイド系塗り薬の使用も視野に入れます。ステロイド系を使う場合は用心のため病院で処方してもらいましょう。
・痒みが治まらない場合は
氷や冷たい水で刺されたところを冷やすといくらか痒みは治まります。
・皮膚の弱い赤ちゃん
ダニに刺されると刺されたところから細菌が入り別の皮膚病に発展することもあるため、早めに病院へ行って治療を行いましょう。
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赤ダニの駆除方法
- 赤ダニは比較的弱いダニなので、市販されているダニ殺虫スプレーを使うと良いでしょう。
- ダニ駆除対策としてダニ粘着シートも市販されています。赤ダニで真っ赤になったダニ粘着シートには生きている赤ダニもまだたくさんいますの、ごみ袋に入れた後しっかりと殺虫スプレーをかけましょう。
- より確かな赤ダニの駆除対策としては、高圧洗浄機を使って隙間などにある卵を落とし効き目の長いダニ殺虫剤を選んで使用すると、完璧に近いダニ駆除ができしかも新たなダニを寄せつけにくくします。
一度や二度ではなかなか卵まで駆除しかねることもあり、繰り返し駆除を行わなければなりません。しかし駆除対策を重ねるごとに少なくなっていきます。
また赤ダニは潰れると赤い液体が飛びだしベランダや白い壁を汚す恐れがありしかもなかなか取れにくいので、駆除する時は潰さないように気を付けましょう。
ダニに刺された人の多くは刺されたときには気が付かず、痒みや赤い湿疹ができて気が付くパターンが多いですよね。
赤ダニに関しては今のところ気持ち悪さの被害が主流で健康被害はさほど心配なさそうですが、ダニの種類によっては重篤な被害に発展することもあるので気を付けましょう。
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