黄砂とPM2.5の違い!こんなに騒がれる癌との繋がりとは

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黄砂1

黄砂とPM2.5は同じものではないの?と感じられる方も多いかと思いますが、発生源となる場所や大きさなど異なる点がいくつかあります。今からその違いについて解説いたします。

黄砂もPM2.5も体に有害なのは同じ!

黄砂もPM2.5も体に有害なのは同じなので、体内に取り込まない方が良いのは事実です。違いについて触れる前に、まずは、この2つの物質の定義について解説します。

【黄砂】

黄砂とは、簡単に説明すると砂漠から舞ってくる砂の事です。中国内陸部にある砂漠より、偏西風の影響で日本に向けて舞ってきます。春先はこの偏西風が強く吹くため「黄砂アレルギー」として被害をもたらすと言われています。車や建物が黄色くなったり、空気が黄褐色に煙ったりしているのを見たという御経験のある方も多いかと思います。

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【PM2.5】

PM2.5とは、空気中に含まれる浮遊粒子状物質の事を指します。大気汚染などが原因で、空気中に常時浮遊している訳です。その原因となるのは、物の燃焼により、さまざまな物質と化学反応することにあり、環境基準として、1日平均値70μg/立方メートル以内という数値が、環境省より定められています。

お住まいの地域のPM2.5の量を知れるサイトもあるので、定期的にチェックすることをおすすめします。

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各粒子の大きさに着目

この2つの大きさの違いとして、粒子の大きさの問題があります。PM2.5はその名の通り、直径2.5μmの粒子になります。イメージが湧かない方向けにご説明すると、μという単位はmの1000分の1ほどの大きさです。とても小さいという事がご理解いただけるかと思います。

これに対して、スギ花粉の大きさが30μmなのですが、花粉はこの大きさで鼻毛や鼻の内部にひっかかる状態だそうで、そのため鼻にアレルギー症状が引き起こされると言われています。

それより小さいPM2.5のため鼻や口から息を吸う事によって体内に取り入れてしまい、肺まで到達する可能性が高いと言われています。

一方、黄砂についてですが、PM2.5よりは大きさは大きいものの、直径4μmほどであり、肺までは到達しないにしても体内に取り入れてしまう大きさです。

黄砂2

予想される健康被害

黄砂によるアレルギーの場合には、咳、喉の痛み、肺炎など、花粉症とは若干違い、呼吸器の症状が多く報告されています。一方、PM2.5を長期に渡り過剰に体内に取り込んだ場合、気管支炎・ぜんそくなどのより重篤な呼吸器疾患、心筋梗塞などの心疾患、肌荒れなどの症状が引き起こされる事もあるのです。

両者には共に発癌性を招く物質を含んでおり、黄砂とPM2.5を重ねて取り込むことにより、その危険性は100倍に上昇するとも言われています。

黄砂3

マスクやうがいは効果的!

黄砂やPM2.5が飛散されていると分かった場合は、なるべく屋外には出ずに屋内で生活することが大切です。とは言え、外出する用事はあるかと思うので、その際にはPM2.5対応のマスクを着用し、体内に異物が入りにくくしてやります。帰宅後はうがいなどで、喉に入ってしまっている物質を追い出します。

他、外の空気を取り入れないよう、換気を控えます。空気清浄機などで室内の空気を綺麗にするようにし、洗濯物も極力外に干さないことが大切です。どうしても外に干す場合は、しっかり取り込む時にはらうようにしてください。

 

 

重症化しないよう、個々に対策を…

黄砂やPM2.5について正しい理解が出来ましたでしょうか?春先には特に注意が必要です。特にアレルギーや花粉症の方は症状が酷くなることも多いため、自らの予防を心がけましょう。

 

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