麻疹(はしか)の予防接種をしてない大人の方へ!回数や費用は?
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麻疹(はしか)の予防接種はもう受けましたか?
大人のになると子供になるのとで症状が重くなるなんてことも言われている麻疹(はしか)。
また、似ているようで間違いやすい風疹・麻疹は
- 風疹は3日はしか
- 麻疹ははしか
と呼ばれていますがこの違いについても触れていきます。
麻疹の大人の症状・受けないとどうなる?
まず、風疹と麻疹との違いといえば、風疹は軽い風邪症状からはじまり、発熱して全身に赤い発疹がみられます。麻疹は感染力の強いもので、風邪症状からはじまり熱39度から40度、全身に赤い発疹が出て、肺炎や脳炎、中耳炎などの合併症を起こすこともあります。
非常に強い感染力を持っていて、麻疹の免疫を持っていない人の中に麻疹患者がひとりいるだけで、10~14人の人とが麻疹ウイルスに感染してしまうほどです。
最近は大人の麻疹が急増しているといわれます。麻疹の感染経路としては、飛沫感染や接触感染で麻疹ウイルスに感染してしまうものです。潜伏期間は10日から12日間で1歳で多く発症するのが普通です。最近は大人でも20代~30代の患者が4割を占めています。
初期症状としては、38度の発熱・咳・くしゃみ・目の充血・めやになどです。このような風邪の症状が3~5日間続くことが特徴です。
また、この時点では風邪とは区別がつきにくいです。口腔粘膜には白い粘膜疹(コプリック)斑が出てくると「はしか」と診断されます。
初期症状が過ぎる頃には、いったん熱も下がり、さも治ったかのように思わせておいて、再度40度近くの発熱があります。全身に発疹が広がったかと思うと、発疹期が2~3日持続します。
【発疹期間の症状としては】
- 40度近い発熱
- 初期症状期間が終わってから12~18時間後に小さな発疹がでます。
- 四肢に出た発疹は全身に広がる
- 倦怠感や痛み
予防接種を受けていない大人が「水疱瘡」や「おたふくかぜ」になると子どもの頃にかかるよりも症状が酷くなってきます。はしかも同じことが言えるので、大人でも子どもでも予防接種を受けていないことで、肺炎や中耳炎を併発することが多いです。
大人がはしかにかかった場合、子どもよりも症状が重症化しますので、高熱や咳、肺炎、肝機能障害などに陥りやすく入院が必要とされる場合があります。
麻痺や神経系に思い後遺症が残ることもあります。妊婦さんが感染すると早産や流産のリスクが高くなります。
麻疹の予防接種!大人と子供の違いは?
2006年4月2日以降に生まれた人は、はしかと風疹の混合ワクチン(MRワクチン)を1歳と小学校入学前に2度接種するように国が推奨しています。2回接種するというのがポイントで、2006年(平成2年)よりも前に生まれた人は、1回しか予防接種をしていないために免疫が充分ではない可能性があります。
【大人ではしか予防接種を受けた方がよい人は】
- 大人で1回しか予防接種を受けていない人
- 妊娠を希望する人で予防接種を1回しか受けていない人
- 妊婦さんの同居家族で予防接種を1回しか受けていない人
子どもの頃の予防接種でははっきりと記憶にないことが多いですが、「親に聞いてもわからなかった」という人はかかりつけての医師に相談して、抗体検査を受けてから決めるようにする方法もあります。
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麻疹の予防接種の費用・受ける時期は?
大人がMRワクチンを摂取する場合、5,000円~8,000円前後の費用がかかります。病院によっては変動することもありますが、ニュースにもなっていた通り、公費として無料で接種できるところもあります。大人の麻疹のひとつには免疫力の低下があげられています。
平成2年4月2日以降に産まれた方は定期接種として2回の麻疹含有ワクチンを受けることになります。
それ以前に生まれた方は1回のワクチン接種のみの場合が多いですが、医療従事者や学校関係者、保育福祉関係者など、麻疹にかかるリスクが高い方や麻疹にかかることで、周りへの影響が大きい場合、流行国に渡航する場合には、2日目の予防接種についてかかりつけの医師に相談することが必要です。
下の動画では子供の麻疹についてわかりやすく説明されています。
4月に関係する病気・健康
最近は大人が麻疹などにかかりやすくなった理由として免疫力などの低下があります。4月になって新しい環境が生むストレスなどが多くなることで、その免疫力は低下すると思われます。
ストレスをためてしまうことで、それは万病のもととなってしまい、不眠症などをともなって健康を害してくることも多くなります。ストレスやイライラした気持ちはその原因を冷静に把握することが大切になってきます。
ストレス発散には深呼吸をしたり、精神を安定させるジャスミン茶などを飲むことでリラックスすることも必要です。
まとめ
麻疹は4月病のひとつに数えられています。なんといっても麻疹予防策では予防接種にまさるものはありません。予防接種も1回受けた人と2回受けた人では感染の確率も変わってきます。
最近若年層には1回のみの予防接種、もしくは1回受けていない方もあって大人の麻疹がクローズアップされるようになりました。