手首が痛いのは骨の異常?!正しい認識と治療方法ご紹介!
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原因・腱鞘炎とは?
(出典:イラストAC)
パソコンや文字や絵を描くなど手作業が多い方がなりやすい腱鞘炎。
筋肉の力を四肢の先端へと伝える腱が繰り返し使いこまれることで周囲を覆っている腱鞘と摩擦が起こり炎症になるのが腱鞘炎です。
女性ホルモンや筋肉量も関係するとされていて中年以降の女性や手首に負担のかかる職業(作家や演奏家)、乳幼児のお子さんを持つ方によくみられます。他にも普段からパソコン業務が多く自然と姿勢が悪くなってしまっている人は身体の負担が一か所に集中しやすくなり腱鞘炎になりがちです。
腱鞘炎になると痛みで作業効率も落ちてしまいますし、放っておくと症状が悪化して医療処置が必要になってしまいますので注意が必要です。
主な初期症状・本格化した際の症状
(出典:写真AC)
炎症には患部を冷やすというのが有効ですが予防という観点では温めるというのも大切です。
手指や手首がだるくなり痛みを伴って動きが鈍くなります。なりたての頃は手首の違和感や軽い痛みなので無視して作業を優先させてしまいがちですが、そのまま何もケアをせずに手首を酷使し続けてしまうと手を動かさなくても慢性的な痛みが出てきてしまいます。
治療法
(出典:いらすとや)
安静
最も重要なのは安静です。
筋肉への負担が大きな要因となるので患部を休ませてあげましょう。
続いてアイシングや湿布。炎症を抑えるということも大切ですね。そしてマッサージや身体全体を動かすことで筋肉をほぐし血行を良くすることで症状の改善が促されます。
薬物治療
ステロイド注射による一時的な痛み止めです。
ステロイド注射にも数種類あり、担当した医師の腕によって効果がかなり左右されます。
打つ場所によっては痛み止めの効果が出ずにステロイド注射の副作用であるタンパク質分解だけが残り、腱が弱くなってしまうという余計に悪化させてしまう事態を引き起こす場合もあります。そのためステロイド注射をお考えの場合は同じケースを多く扱っている医師を探すことが大切です。
外科手術
これは最終手段になります。
腱鞘を切開することで腱をスムーズに動かせるようにする手術なのですがステロイド注射以上に医師の腕が問われ、かつ後遺症のリスクがあるのであまりオススメはされていません。腱鞘の周囲にある別の神経を傷つけてしまう可能性などのトラブルが考えられますので十分に医師との相談を行ってください。
予防法
(出典:いらすとや)
腱鞘炎は仕事柄手首を酷使してしまう方など発症する人はほぼ限られています。
予防をしっかりすることで腱鞘炎になりにくくすることが重要です。
一番お手軽かつよく使われるのがストレッチ。
無理な姿勢が続くと手首だけでなく首や肩にも負担がかかって肩こりにもなりやすいです。ストレッチをする際は肘から先だけでなく首周りや肩周りも一緒に動かすようにしてください。
作業環境にも注目してみます。肘が90°に曲がるように意識すると負担が少なく済むと言われています。又、ハンドレストと呼ばれる手首の下に入れて負担を減らすクッションタイプのアイテムも販売されています。
まとめ
(出典:いらすとや)
腱鞘炎は職業病とも言えますしクセになりやすいです。きちんと予防と初期症状でのケアを行って悪化しないようにしましょう。