スズメバチの駆除方法!煙使う場合の注意点とは?
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スズメバチの出る季節はいつ?
・ スズメバチのでる季節は初春から晩秋にかけて、そのうち、8月~10月の3ケ月間で刺傷被害が多く発生しており、9月が最も多くなっています。
・ 8月~10月は危険ですから、この時期は避けて駆除するのがよいです。
・ 駆除を自分で行う場合は、女王バチが単独で巣にいる活動初期の春がよいといわれます。それ以外は危険が伴うので専門業者に任せるのが良いです。
駆除するときの服装
- 専用の蜂防護服を着用します。スズメバチの毒針は長くて強力、顎(あご)も強く、そのあごで噛み付き、毒針で刺します。それに耐えるには専用の防護服がよいです。
- 専用の防具服は、自治体で貸し出したり、業者さんのレンタルや中古もあります。
- 全身を覆う必要があるので、服は上下服、頭部を覆うヘルメット、顔や首まわりを覆うネット、厚い皮手袋、長靴なども必要です。
注意点
- 服装は袖口と手袋など、バーツとバーツの間に隙間ができるときは、はがせる粘着テープなどで隙間を閉じることとします。
- 黒色はダメです。スズメバチは黒色に対して激しい攻撃性を示すからです。白色、黄色、銀色は比較的安全な色といわれています。
- 香水はダメです。香料が入った整髪料や香水はスズメバチを刺激するので避けます。
- ヒラヒラするものはダメです。スズメバチは動くものに敏感なので、ヒラヒラするものを身に着けるのは厳禁です。
自分でできる駆除方法
先ずは、市町村の担当課や最寄の保険所に相談し、らちがあかないなら自分でやります。
営巣初期の春先なら、巣の形が丸底のフラスコ形になるまでは、女王バチ一匹と、幼虫しかいないので、必ず全身を防護服などで覆い、女王バチが巣材や幼虫のエサ集めに出かけて巣にいない時を見計らって巣を棒などで落とします。
巣を落としたままにしておくと、同じ場所に巣を作り直すことがあるので、落として巣に、スプレー式の殺虫剤を吹き付けておき、ごみ袋に入れて完璧に踏み潰してから処分します。
活動が活発化する夏から秋にかけては、巣の規模もハチの数も増えているので、自分で駆除するのは止めて、市町村の担当課や最寄の保険所に相談するのがよいです。
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煙を使った方法に必要な道具
あくまで自己責任で、という前提で紹介します。
各例とも私有地内で周囲に周知させて行う配慮が必要です。他人が自由に立ち入る場所では一時的に立ち入り禁止とします。
例1:必要な道具:防護服、煙幕花火、叩き棒、ごみ袋
煙幕花火に着火して巣を煙で包んでハチを気絶させ、その間に巣を撤去します。煙幕花火は火を使うので、火災に気を付けなければなりません。また、10分位すると気絶していたハチが復活するので注意が必要です。
煙幕花火は適用害虫として「スズメバチ」と明記されたものを使います。
例2:必要な道具:防護服、軍手、養蜂用燻煙器、古新聞紙、水を張ったバケツ、叩き棒、ごみ袋
(養蜂用燻煙器は通販などで2000円前後で購入できます)
- 巣を下から煙で燻す方法です。この方法は木の枝や、その他、開放的な場所にぶら下がった巣を駆除する場合にのみ有効です。玄関先や壁の隙間など家屋に近い場所では、火災の危険もあるので、この方法は使えません。
- 軍手を着用して、養蜂用燻煙器に着火し、煙の吹き出し口を巣に向けて定置します。吹き出し口から吹き出した煙が巣に入り込めば、ハチは窒息しそうになり、たまらず飛び出してきます。
- そのまま、1~2時間、煙を焚き続けたのち、巣が空になったことを確認して火を消します。
- 巣の中でハチの音が聞こえないことを確認してから巣を撤去します。その際、直接手を触れるのは危険なので、下にゴミ袋を広げておき、棒などで袋の中に巣を叩き落とします。
- ゴミ袋の口を閉じ、念を入れるなら、踏み潰してから処分します。
- 飛び出したハチは巣がなくなれば戻ってきてもいずれどこかへ行ってしまいます。
まとめ
毎年1度位はニュースになるスズメバチの被害対策ですが、自分で駆除する際には刺激を受けて攻撃的になっている凶暴なハチに他人が刺されないよう、周知させた上で、十分な準備のもと無事に行われることを願います。