ADHDの特徴!大人や子供の治療に必要な○○なことは
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ADHDの特徴とはどんなものでしょうか?特徴を知ることで適切な対応やお付き合いができるかもしれません。子どもの頃の特徴、成長して大人になって後の特徴。
それぞれに十分に理解できればいい関係を結べるかもしれません。そして、この人たちには何が必要かも見えてくるでしょう。
ADHDは脳の機能的な障害で先天的とも言われますし、完全に解明された訳でもないともされます。その特徴的な行動・障害に基づいて、「注意欠陥多動性障害」(英語ではAttention deficit Hyperactivity Disorder)と呼ばれるものです。
子どもと大人では違う特徴
注意力が足りず、多動的なのはもちろんですが、他に特徴的なことはないのでしょうか?わかりやすくするために、①子どもの頃②大人になって後―の2つの時期についての特徴を挙げてみます。
【出典】Healthi http://healthil.jp/20193
子どもの特徴
- 落ち着きのない多動性。しかし。家庭や学校に半ば守られているため本人の自覚は薄い。
- しかも、子どもということもあり、大目に見られることが多い。結果、その子どもの個性の範囲内、というふうに評価されます。
大人の特徴
- 成長によって多動性は弱くなるが、忘れ物をする、集中力がないといった不注意な面がクローズアップされる。
- 家族や周囲の人が気付き、指摘されるので、いやでも本人は自分の特性を自覚する。子どもの頃は見過ごされていても、忘れ物をする、仕事をやり遂げられない、片づけができないなどの特徴は会社勤めや結婚生活に支障をもたらします。
治ることはないが、必要な○○なこと
【出典】http://informationnow.xyz/archives/19794.html
では、このADHDは治るのでしょうか。一般的には次のように言われています。
- ADHDの子どものうち、3割は思春期になるまでに症状が消える(改善する)。
- 残るうちの3割の人は大人になっても症状は残るが、生活に支障がない程度の現れ方である。
- 最後の3割が大人になっても症状が残り、しかも生活に支障を来たす。
【動画】#5 ADHDの原因と治療について
最後に根本的な疑問です。ADHDは治るのか?という点です。残念ながら、「完全には治らない」というのが、現在の定説です。ADHDは脳の機能異常が原因ではないか、とは言われていますが、いまだなぜそうなるのか、解明はされていないのです。ですから、治療法も確立されているわけではありません。
しかし、薬物療法は年々進化していますので、薬を飲むことで症状は緩和されます。そして、あとはADHDの人たちが上手に生活していける環境づくりやサポート・支援方法の工夫です。
幸い、最近はさまざまな社会資源やサポートをどうすればよいかがかなりわかってきています。それらを着実に実践していくことが大切なことになってきます。
まとめ
ADHDは子どもの頃にわかる病気・障害で、「落ち着きがない」、「注意力が足りない」などの特徴を持ちます。成長するにつれ、3割ぐらいの人は治ったり、欠点が改善しますが、大人になっても症状があり、社会生活に影響を及ぼす人も多いのが現実です。
原因もわからず、治療法も確立はしていませんが、薬で症状を緩和したり、適切な支援・サポートで社会生活をある程度できるようになります。粘り強く対応していくことが大切です。
巷ではセルフチェックというものもありますが、その前に気をつけておきたいことはこちらで紹介しています。