美味しい魚を家庭で食べたい!
そんな時に便利なのが冷凍保存。
いつでも好きなだけ解凍して食べられるのは、大きな利点です。
でも時々魚の冷凍保存に失敗したりしてはいませんか?
美味しい冷凍保存には、コツがあるのです!
冷凍のここがいい!
一人暮らしの方や忙しい主婦の方、栄養バランスや毎日の献立を考えるうえで、
冷凍保存というのは何と言っても便利です。
一度にたくさん買うとお得になるけれど、食べきれないし、
毎日連続で同じ魚というのはちょっと飽きますね。
だからこそ小分けで冷凍保存して食べたい時に食べることが出来れば、
栄養も偏らずに万々歳です。
塩焼きなどの簡単な料理だと、最初に下味をつけた状態で冷凍しておくと
すぐに用意が出来て忙しい日なんかにはもってこいです。
焦らず無理せず自分のペースで食べられる冷凍保存は、毎日の味方ですね!
冷凍方法にもコツがある?
魚を冷凍する場合、ラップにくるんで冷凍庫にポイ、
で済んでしまうと思っていませんか?
便利だといっても、冷凍方法にはコツがあります。
基本的に大事なのは、新鮮なうちにすぐ冷凍することと、
何より空気を遮断し密閉すること。
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具体的な手順となると少し面倒くさいと感じるかもしれませんが、
最初にきちんとやっておくと美味しさが変わってきます。
・まず、魚の頭や内臓は傷みやすいので綺麗に取り除きましょう。
・次に水分をキッチンペーパーなどでふき取ります。
・そうした切り身をラップできっちり密閉するように包んで、
アルミやステンレス製のトレイに並べて冷凍庫に入れます。
(アルミやステンレスは熱伝導がいいので、冷凍が早く行われるのでお勧め。)
一旦冷凍出来たらフリーザーパックに移し替えると更にいいでしょう。
もちろんこの時も密閉を心がけて。
私は忘れっぽいのでラップにいつ冷凍したものか書いておきます。
何故ならいくら便利な冷凍保存といえど、いつまでも美味しいとは限らないのです。
いつまでなら冷凍保存できるの?
魚の冷凍保存期間の目安は二週間から三週間まで。
それ以上はどんなにうまく冷凍してもタンパク質や脂質の変化で
質がガクッと落ちてしまいます。
冷凍やけという、水分が抜けた状態になると
肉がまるでスポンジのようになってパサパサした食感になります。
脂身の多い青魚、ぶりやウナギなどは要注意です。
また冷凍と解凍を繰り返すと肉質が悪くなるので、
それを避けるためにもできるだけ小分けにして柔軟に解凍ができるようにしましょう。

同じく大事な解凍方法
冷凍方法にコツがあるように、解凍方法にもコツがあります。
刺身などの場合は特に一番いいの冷蔵庫に入れて解凍する方法ですが、
疲れて帰って来てもう晩御飯の時間だけれど何も考えていなかった……
なんていう時はなるべく速く食べたいですよね。
身の厚い魚の場合は、冷蔵庫で半日かかったりもします。
もう少し速く、という時は室温で。
なるべく涼しげなところにおいて、時々確認するのを忘れずに。
特に夏場は思いのほか解凍が進んでせっかくの魚が傷んでしまうこともあります。
もっと速く!という場合は流水にさらすのもオプションです。
その際は絶対に魚が水に直接当たらないよう、
フリーザーパックに入れた状態のままで流水に当てるのがいいでしょう。
魚は日本人の食卓に、なくてはならない食材。
賢く美味しく食べるために正しい冷凍・解凍方法をマスターしましょう!