バリウムの下剤が出ない!抑えておきたい対処と注意点とは

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定期検診の項目には必ずバリウム検査がありますが、近年バリウムの量が少なくなり味もヨーグルトに近づくなどずいぶん飲みやすく改良されたものの、まだまだ苦手意識を持っている人も少なくないようです。

バリウム検査は食道や胃、十二指腸の形を見て癌などの形跡がないか調べたり、窪みなど胃潰瘍による粘膜の異常や胃炎の発見に有効ですが、バリウムは体の中で固まりやすい性質があるため注意事項は知っておきたいものです。

今回はバリウムの下剤が出ない時の対処などバリウムについて知識を深めていきましょう。

バリウム検査前に注意すること

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検査当日胃の中に食べ物が残っていては癌などの誤診のもとになりますので、当日の朝はもちろん検査の前日21~22時以降は絶対に食べ物を取らないようにします

また前日の夕食は消化の良い食べ物にしましょう。

検査が夕方になる場合は、朝の7時までに消化の良い軽い朝食はOKです。

熱中症や水分不足の悪影響を考えて現在では、検査当日の3時間前までであれば水や白湯などコップ半分ほどの水分補給は可能とされています。

アルコールはバリウムを固める性質がありますので、前日から検査後2日間ほどはアルコールの摂取を避けましょう。

タバコを吸うと胃の粘膜が活発になったり胃液が溜まったりする可能性があり、

正確な検査ができなくなりますので当日は禁煙してください。

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バリウム検査後下剤を飲んでも出ない

バリウム検査後の注意点

バリウムは多くの人が下剤を飲んで数時間後から翌朝ぐらいまでには排出しているようですが、普段から便秘気味の人はきちんとバリウムが排泄できているか気にかけることが大事です。

バリウム検査後2日ほどはアルコールを避けます。

一般的に検査後の食事指導は行われていませんが、バリウムが完全に排出されるまで消化の良い食べ物を摂取しましょう。

対処法

バリウム検査が終わるとバリウムをすぐに体の外へ排出しなければなりません。検査が終わった後すぐに下剤を渡されますので、なるべく多くの水と一緒に服用します。

下剤は通常検査後すぐに服用する分と予備の分を渡されますので、しばらくたってもバリウムの排泄が行われない場合は再度下剤を服用してください。

水分は排便を促進する他バリウムが腸内で固まるのを防ぐ効果もあり、飲みすぎても害になることはないのでできるだけ多くの水分を取るように心がけます。

このような対処を行っても翌日までにバリウムが出なかったり、出方が悪い場合は病院を受診した方が良いでしょう。

胃バリウム検査を受ける方へ

 

バリウムが全部でないと?

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バリウムは石の粉を水で溶いたものですので、水分が少ないと徐々に固まる性質があります。そのためバリウムが腸の中に残ると便秘の原因になったり、バリウムが残っている胃腸の壁が炎症を起こして発熱や出血を引き起こすことがあります。

稀に腸内で大量のバリウムが固まり腸閉塞を起こして開腹手術になることもありますので、検査後は完全にバリウムを排泄することが大事です。

胃の検査方法にはバリウム検査の他にも胃カメラ検査があり、どちらか一方の検査をすればよいと考える人は多いようです。

 

  • 胃カメラは直接胃の中にカメラが入って検査をするため、胃壁の状態や腫瘍の正確な把握ができやすいのですが、胃の全体の形は見えません。
  • それに引き換えバリウム検査は胃の形の変化は見やすいのですが、胃壁の異常は正確には把握しにくいといえます。

 

多くの胃がんは胃壁にできるのですが中には胃壁の中にできるものもあり、この場合は胃壁には異常が現れず胃の変形でバリウム検査によって発見されることもあります。

一般的には胃カメラの方が検査の精密度が増していると考えられていますが、両方の検査を受けることがより完璧な検査となるでしょう。

【補足記事】

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